2023-04-28
遺産などで空き家を相続した場合、住む予定がないのなら早めに売却を検討しましょう。
空き家のまま放置するのは、特定空き家となるリスクや固定資産税が余分にかかってしまう可能性があるためおすすめできません。
空き家のある現状のまま売る場合と、更地にして売る場合それぞれにメリットがあるため、どちらが売却活動しやすいかを考慮しながら決めると良いでしょう。
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空き家が築20年以上経っているなら、古家付き土地として売りに出すのもひとつです。
古家付き土地として現状のまま売れば、解体費用がかからず金銭的な負担を減らせます。
土地や資材の値上がりが続き新築の価格もあがっている近年、古い家をリフォームして住みたいとの需要も増えています。
購入者が自分の好みにリフォームできる点は、お互いのメリットにもなるのです。
また、土地に建物があると住宅用地の軽減措置特例が適用になり、固定資産税の節税ができます。
維持費を抑えられれば売却活動にも余裕が生まれ、急いだり必要以上に安く売却したりする必要もありません。
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空き家は、住む人がいないと傷みが進みます。
放置する期間が長くなると、防災や防犯の観点から特定空き家と判断されるリスクが高まります。
金沢市でも、そして日本中のいろいろな場所で現在、空き家問題があります。
そのような心配があるなら、解体して更地にしてしまうのもおすすめです。
更地にすると、余計なものがなくスッキリし土地の印象が良くなるため、購入希望者がみつかりやすい傾向にあります。
地盤調査がしやすいところや、すぐに着工できるところも購入者からすると大きなメリットです。
解体費用の負担はありますが、あまり長い期間を開けずに売却したいなら、更地にするのも良いでしょう。
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空き家の売却にはいくつか費用が必要になります。
まずは、空き家が相続した不動産であるなら、相続登記をしましょう。
相続登記とは不動産の名義を変更する手続きのことで、名義を自分にしないと売却できません。
相続登記費用は、書類取得費、登録免許税、司法書士報酬が必要になります。
また、更地にして売りたい場合は、解体費用が必要です。
解体費用は、相場で1坪3~4万円程度となりますが、住宅の密集具合など周辺環境も影響してきます。
40坪程度の住宅で250万円程度かかる場合もあり、大きな出費になります。
最後に、売却益が出ると譲渡所得税がかかります。
譲渡所得税は、売却金額が取得価格と必要経費の合計を上回った際に課せられる税で、税率は条件によって変わりますが、相続した空き家の場合は特別控除が受けられることがあるので確認してください。
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