2023-06-13
中古マンションの価格や売れやすさは、建物の築年数により大きく左右されます。
売却を検討している方はなるべく高い価格での成約をめざすためにも、築年数がどのように影響をおよぼすのか、事前に把握しておくのがおすすめです。
この記事では、中古マンションの売却について、築年数との関係や売り時をご紹介します。
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中古マンションの資産価値は、建物の状態と土地によって決まります。
まず建物は、区分所有者の持分である専有部分のほか、共用部分であるエントランスや廊下・エレベーターなどの共有持分が含まれています。
この建物部分は、築年数の経過により経年劣化が進むため、マンションの資産価値の低下を引き起こす原因になる部分です。
一方、土地はマンションの敷地を指しており、築年数の経過により評価が下がることはありません。
建物の共用部分と同じく区分所有者それぞれの共有持分となっており、敷地権として資産に含まれることになります。
中古マンションの売却時にはこの敷地権にくわえて、専有部分と共用部分の持分の評価により価値が決まり、売却価格に反映されることになります。
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中古マンションは築年数によって、成約率や価格が大きく左右されます。
築5年程度であれば外装や内装、設備などの建物全体の劣化が少ないため、価格の低下も少なく売却ができるでしょう。
築15〜25年の物件であれば、一番の売り時と言えます。
築10年未満の物件よりも価格が低く、建物や設備などの劣化が比較的進んでいない状態だからです。
それにくわえて、築15年頃になると住宅ローン残高よりも売却価格が高くなるため、売り時となっています。
さらに売り時と言える理由として、住宅ローン控除が受けられることも挙げられます。
築25年までの物件であれば住宅ローン控除が適用されるため、買主が見つかりやすいでしょう。
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築30年以上となっても、売れなくなるわけではありません。
たとえば、大規模修繕がおこなわれたタイミングで売り出すと、売れやすくなります。
大規模修繕では、劣化が進んだ外壁や共用部分などの修繕工事がおこなわれるため、きれいな印象になり物件の価値が高まる時期です。
買主にアピールできるポイントにもなり、売れやすいタイミングと言えるでしょう。
また人気エリアの物件であれば、築30年以上でも売却が期待できます。
とくに人気エリアのデザイナーズマンションとなると、希少価値もあり築30年以上経過していても、値下がりぜず売れる可能性があります。
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