2023-05-12
遺産を相続する際、どのような方法で分配するのかが問題になります。
遺産分割の手段はいくつかありますが、その中で最もシンプルで分かりやすいと言われる方法が「現物分割」です。
今記事では、相続に備えて覚えておきたい「現物分割」とは何か、メリット・デメリットなどについてご紹介します。
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「現物分割」とは遺産分割のひとつで、不動産や車、株式などの資産をそのまま現物で相続する方法です。
たとえば、不動産を長男、車を長女、株式は次男が相続するなど、資産の形状や性質を変えずに相続することを言います。
また、土地の場合、1筆の土地を複数に分筆して相続するケースも現物分割に該当します。
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現物分割は、相続人の誰か一人が対象の遺産を相続するだけなので、売却や評価、代償金の支払いなどの手間がかかりません。
手続きが簡単なことに加え、それぞれが単独所有となるため、相続した土地に自宅を建てる、引き継いだ不動産を売却するなどの自由な運用が可能です。
一方で、不公平になりやすいというデメリットも存在します。
例えば、遺された資産が不動産と車のみの場合、車を相続した側は不動産との価値の差に納得できず、不満を感じるでしょう。
それぞれの資産価値が同じであれば問題はないですが、大きく差がある場合には公平に分割するのは困難です。
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不動産や車、株式、現金といった多様な遺産があり、相続人それぞれが財産を引き継げる場合、現物分割でも不公平になりにくいです。
また、遺産の中に現金や預貯金があり、金額調整が行える際も公平に分割が可能です。
たとえば、資産が3,000万円の不動産と1,000万円の車、2,400万円の預貯金だとします。
その場合、3,000万円の不動産と預貯金200万円を長男、1,000万円の車と預貯金2,200万円を次男が相続するということです。
長男と次男それぞれで相続する内容は異なりますが、金額調整により公平に3,200万円ずつ相続できます。
ただし、資産が建物のため物理的に分けるのは困難、または分筆ができる土地の場合でも、分けることで市場価値が著しく減少するのなら現物分割は向いていません。
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